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Newman

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Newman Guitarsは、 テッド・ニューマン・ジョーンズ(1949年10月8日テネシー州生まれ)によって設立されました。ギターをプレイすることに夢中だった10代のテッドですが、若くしてギターリペアの才能を開花させます。1970年にEric Clapton(エリック・クラプトン)のために多くのギターを修理するために雇われる事となります。その中には、なんと3本のヴィンテージ・ストラトからパーツを組み合わせたあの「ブラッキー」もあったとされています。



さらに、1971年からThe Rolling Stonesの Keith Richards(キースリチャーズ)の専属のギターテックとして働き始めます。

1972年Exile On Main Street( メイン ストリートのならず者) US ツアーの為に、キース(ストーンズサウンド)の代名詞となる5弦/オープンGチューニング専用のギターを設計。(同時期にあの“ミカウバー”のフロントにハムバッカーを搭載したのもニューマンの仕事です)その後も数本のNewman Guitarをキースの為に製作します。

2019年に日本にもやって来た “Exhibitionism-ザ・ローリング・ストーンズ展”に展示されたこのギターこそ1972年製と見られるNewman 最初期の5弦ギター。非常に原始的な作りですが、このギターをキースは気に入り1973年のツアーで早速使用しています。

1979年のネブワース・フェスティバル(New Barbarians)で使用された5-Strings。この他にもキース専用の5stモデルが複数確認できます。

1980年頃に描かれた設計図。

バランスの取れたオフセット・ボディーシェイプ、24フレットに非対称のVシェイプネックというこの仕様はこの時期に完成をしていると言えます。

1977年、テキサス州オースティンに自身のショップを構えます。そこでは、キース・リチャーズをはじめ、ロン・ウッド、ボブ・ディラン、トム・ペティ、ジェームス・ハニーマン・スコット、ウィリー・ネルソン、ビリー・F・ギボンズ等、多くのミュージシャンの要望に応え楽器を製作。テッドはミュージシャンが自身の楽器から得るインスピレーションの重要性を知っていました。バランスの取れた、独自のボディ・シェイプとユニークな非対称 "V "ネックのカーブは、Newman Guitarsを伝説的な存在にしました。

キースの5弦モデルだけではなく、 ストーンズの熱狂的なファンでもあるトム・ペティーをはじめ、 当時ストーンズに加入したばかりのロ ン・ウッド(画像のウッドペッカーインレイを使用)やボブ・ディラン、 ルシンダ・ウィリアムス、 ビリー・ギボンズ等、 通常の6弦モデル も多くのアーティストに愛用されました。

暫くのブランクの後、 2015年にテッドは現CEOであるジェフ・スミスと共にニューマン・ギターを再建するべく動き出します。 しかし その矢先、 テッドは病に倒れてしまいます。 ジェフは2016年のテッドが亡くなるまでの短い期間、 楽器の構造や非対称のネックカー ブ、 ヘッドストックのピッチに至るまでデジタル技術によりキャプチャし、 NEWMAN Guitarsに関するデザインや技術に関する全ての 情報をテッドの確認と承認を得て継承する作業に注力しまた。

その後。テッドが残した完成前の部材を使用して、彼が尊敬していたと思われる錚々たるインディペンデント・ルシアー(Jacob Harper, Robert Mondell, Saul Koll, Bill Harden, Greg Platzer and Matt Flaherty)たちにプロトモデルの製作を依頼。また、ビリーギボンズ(ZZ Top)とギターを共同開発することで、Newman Guitarsの持つ無限の可能性を具体化していきます。さらに、Zemaitisを芸術品の域に押し上げたマスターエングレーバーのダニー・オブライエンとのコラボレーションという幸運にも恵まれ、Newman は見事復活を果たしました。クールなシェイプと優れた設計。 Newman Guitars は誕生から40年以上経った今も尚、時代を超越した魅力や本質はそのままに さらなる進化を続けています。